機構の精密位置決め

ねじり板ばね機構による変位縮小機構の研究

 概要
  板ばね機構による高倍率の変位縮小機構は,線形性のよい微小変位を得ることができ,再現性が得られることから,様々な場所で応用されています. 一つの応用として,てこを用いた高倍率の変位縮小機構によりナノメートルオーダの変位を発生させ,微小変位の基準とする研究も行なわれています. しかし,縮小倍率が高くなると,支点に掛かる力が大きくなり,支点の変形が問題となります. そこで,本研究では,ねじり板ばね機構を用いた変位縮小機構を作成し,1/1000以上の変位縮小機構の実現を目的としています. このため,支点に応力集中を生じない,ねじり板ばね機構(板ばねねじりヒンジ)を作製し,5 nm以下のさまざまな波形を生成することを試みました.


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